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学科 | メディア学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 河崎 吉紀 |
タイトル | ディズニー映画の悪役描写の変遷 「童話の悪役」から「リアリティのある悪役」へ |
内容 | ディズニー映画の悪役は時代と共に変化した。特に『トイ・ストーリー3』のロッツォからは悪役をすぐに見つけることが困難になった。悪役は、なぜ見た目から判断されるキャラクターから物語が進んでから本性を表わすキャラクターになったのか、各キャラクターの服の色と表情、そして作中の行動から変化を調査した。その結果、初期のキャラクターのほとんどが黒い服に険しい顔、主人公への明確な敵意が表れているのに対して、ロッツォ以降の悪役は明るい服に穏やかな表情、最初は主人公から好印象を持たれる行動をしていた。ジェンダーの視点から変化したディズニープリンセスのように、ステレオタイプから脱却した悪役だが、社会との関連性は見られなかった。この変化には視聴者の年齢層が子どもだけでなく大人にまで拡大したことが関係していると考察した。ディズニー映画は今後、社会の多様性に着目しながら表現を変えていくことになるだろう。 |
講評 | 個人的な興味や関心を普遍性をもつ研究テーマに改め、先行研究を整理し、調査によって発見または検証が行われたことを評価する。 |
キーワード1 | ディズニー映画 |
キーワード2 | 悪役 |
キーワード3 | 見た目 |
キーワード4 | 行動 |
キーワード5 | 印象 |
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