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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 永田 祐 |
タイトル | 現代における格差社会と今後についての考察 |
内容 | 1998年に中流崩壊が話題となり、格差社会論争が注目されるようになって以降、社会的地位、教育、経済の三分野の格差が議論となっている。また、ワーキングプアやネットカフェ難民が急増し、セーフティネットからもれる人々が増加した。このような問題の背景を踏まえ、第一章においては、貧困と格差の拡大をジニ係数と相対的貧困率を用いて説明し、雇用問題の象徴であるワーキングプアやネットカフェ難民の現状を述べる。次の第二章においては、様々な社会的要因と「蟹工船」を例にあげ、格差社会によって生じた意識の変化について述べ、上記の問題を明らかにしたいと考える。さらに第三章では国際比較を目的に、韓国やアメリカといった資本主義国における格差の問題点をあげるとともに、共産主義の中国における格差の歴史的背景と政策、その問題点等を詳細に述べる。最後に第四章において、雇用問題と社会保障を中心に、政治や経済等の役割を考察するとともに「真に豊かさを実感できる社会」の実現を目指して解決策を述べる。 |
講評 | 格差社会の問題について、出身国である中国の現状とも比較しながら日本の現状とその対応策を考察した。経済成長の進む中国でも、今後格差の問題が重要な課題として、浮上することになるだろう。母国に帰っても社会福祉学科で学んだ社会問題や社会的排除の視点を生かして、活躍してほしいと願っている。 |
キーワード1 | 格差社会 |
キーワード2 | ワーキングプア |
キーワード3 | ネットカフェ難民 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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