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学科 メディア学科
年度 2022
ゼミ名 水出 幸輝
タイトル スポーツの道具選択競技歴・自己実現・こだわり
内容 本論では、スポーツの道具が何を基準に選択されているのか、道具は選?にどのような影響を及ぼしているのか、という2つの問題について調査を行った。調査対象は同志社大学体育会テニス部員 6 名で、それぞれに半構造化インタビューを実施した。各選手のテニスの経歴からラケット選択の基準、ラケットがプレーに及ぼす影響についてインタビューを行い、分析している。
調査を通じ、プレー強度によってラケットの選択基準が異なるだけでなく、ラケットがプレー中のメンタルやフィジカルに影響を与えると考えられている事がわかった。また、強いこだわりを持ちラケットを自己表現の場としている選手、ラケット選択が自己実現に繋がっていると考える選?など、ラケットと選?の多様な関係性が浮き彫りとなった。先?するファッションの研究と照らし合わせれば、道具は自分の「好き」を表現できる場所であると考えられる。スポーツの道具もプレイヤーに安?感や満足感を与え、コンプレックスを強みに変えることができる力があるといえる。
講評 スポーツ用品店には「〇〇モデル」のようにトップアスリートと同じ〝型〟の道具が売られている。これは、同じスタイルのプレーを志向する人や、冠されたアスリートに憧れる人びとを購買者として期待するためだが、実際の競技者による道具選択過程はより複雑なものとなっている。本論は、こうした問題についてテニスのラケットを題材にインタビュー調査から迫ったものである。競技者にとって、道具はいかなるもので、どのように選択されているのか。地道なインタビュー調査によって鮮やかに描き出されている。
キーワード1 スポーツ
キーワード2 道具
キーワード3 選択
キーワード4 ファッション
キーワード5 自己実現
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