詳細 | |
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学科 | メディア学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 水出 幸輝 |
タイトル | 米津玄師論 インターネット時代におけるアーティストの象徴 |
内容 | 本稿は、これまで明らかにされてきたインターネット時代の音楽環境を、インターネットを出自に持ちながらもメジャーシーンにおいて歴史的な記録をいくつも打ち立ててきた米津玄師という1人のアーティストから改めて議論したものである。先行研究では、音楽環境に関して、音楽の制作と流通が個人単位で行えるようになったこと、音楽聴取環境がセグメント化していること、ライブ市場の拡大や音楽聴取方法が「参照」になったことが明らかにされてきた。以上のような音楽環境に関する研究と照らし合わせながら、第2章では、米津玄師がニコニコ動画においてボーカロイド楽曲を投稿していたこと、また第3章では、米津が感じたインターネットの世界とマスの世界に対する解離とそれに伴う心境や活動の変化について検討した。最後には米津がライブ活動を行うようになったこととテレビの音楽番組に出演せずにヒットしたプロセスを追跡し、インターネット時代の音楽環境を改めて明らかにした。 |
講評 | 本論は、米津玄師というトップアーティストに照準を定め、インターネット時代における音楽環境の特質を論じている。ひとりの人物を取り上げ、その歴史を描き出そうとするとき、どんな軸を用意するかが非常に重要になるが、その点において、本論の試みは的確だった。音楽産業の構造的な変化と米津玄師を取り巻く音楽環境を適切に把握し、論じ切ることができている。 |
キーワード1 | 米津玄師 |
キーワード2 | インターネット |
キーワード3 | 音楽環境 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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