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学科 メディア学科
年度 2022
ゼミ名 水出 幸輝
タイトル シャープの「中の人」に見るSNSマーケティング
内容 本稿では、Twitterにおけるシャープと他の企業のアカウントを比較、分析し、シャープが運用する企業アカウントの特殊性を検討した。シャープの企業アカウントは、数あるSNSの企業アカウント中でフォロワー数やいいね・RT数が突出している。さらに、投稿内容も異質である。その背景には、「中の人」という存在が重要な役割を担っていることがわかった。「中の人」は山本隆博という人物で、彼は他の企業とは違いSNSをマス広告を代替するものでも、規模を追求するものでもないと認識し、ターゲティング消費者と企業の間のコミュニケーションツールとして活用している。さらに、自身の所属企業であるシャープを第三者の目線から批判することで、企業の枠組みから外れた立場を確立していることがわかった。この立場の違いが、他企業と比べて異質な投稿やユーザーへの親身な対応に繋がっていると考えられる。
講評 SNSの企業アカウント上で注目を集める「中の人」に注目し、どのように消費者とのコミュニケーションが実践されているのかを分析した。対象の選定にはやや恣意性を孕むが、具体的な企業アカウントを比較分析することにより、現代的なSNSマーケティングのあり方、「中の人」という設定のあり方を検証する問題意識は一貫していた。
キーワード1 マーケティング
キーワード2 SNS
キーワード3 中の人
キーワード4 Twitter
キーワード5  
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