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学科 社会福祉学科
年度 2009
ゼミ名 野村 裕美
タイトル 児童虐待予防に関する考察――ソーシャルワーク視点から子どもの権利を守る――
内容  本論文では,ソーシャルワーク視点から児童虐待予防の考察を行った.虐待が起こる前段階の一次的予防の実践により,子どもが体や心に深い傷を負うことを防ぎ,同時に虐待対応に追われる児童相談所の負担の軽減が可能となると考えた.そこで第一章では,虐待の定義と現状を整理した.そして第二章において,虐待の発生要因を4項目に分類することで明らかにし,それをソーシャルワーク視点から捉え直した.最後に第三章で,児童虐待予防にソーシャルワーカーによる支援を積極的に登用しているイギリスの例を参考にしながら,日本の予防策の現状と課題を考え,これからそれらをどのように改善していくべきか,また新たにどのような予防策を講じていくべきなのかを論じた.子どもの権利を守るための,虐待を認めない社会にしていくための展望を述べた.
講評 芽衣は、このゼミでは誰よりも礼儀正しく、安定感のある存在でした。先陣をきって議論するタイプではありませんが、決まった方向に向かって着実に役割を果たしてくれるので、芽衣がついてきていれば大丈夫、というのが一つの私の安心の指針になっていたように思います。興味ある医療や児童の分野については、4回生になっても実習をとったり、また児童養護施設の宿直ボランティアを続けたり、体育会系の底力で、ブレずに継続する姿は男らしさそのものでした。しかし時折見せる女の子らしいかわいい笑顔。児童虐待に関する論文についても、そこはブレずに子どもの権利擁護にこだわり続ける強い意思と彼女のやさしさが十二分にも表現されている論文です。
キーワード1 児童虐待
キーワード2 予防的ソーシャルワーク
キーワード3 育児支援
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