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学科 社会福祉学科
年度 2009
ゼミ名 野村 裕美
タイトル 認知症予防における美容福祉の効果とその役割
内容  現在,超高齢社会と呼ばれる日本の介護問題には,人材不足や財源不足などさまざまな問題が存在している.そんな状況だからこそ,ひとりひとりのQOL(生活の質)向上につながる援助方法の重要性に対する関心度は,世間でもさらなる高まりをみせている.「その人らしく生きる」とは,一体どういうことなのか.介護を必要とする高齢者であっても,認知症という病気を抱えていても,「美しくなりたい」という願いを叶える「美容福祉」とは,一体どのようなものなのか.本論文では,さまざまなメイクボランティア活動に参加させていただいた経験を踏まえ,認知症の予防にも効果的であるとされる「美容福祉」の役割について考察し明らかにした.また,実践後に行ったインタビュー内容も本論文の参考にさせていただいた.
講評 論文作成で見直しました。見直したといったら、本人は怒るかもしれません。自分の興味と確実に結びつく論題を選び、ある意味、苦しくも楽しんで論文作成していた貴重なメンバーだったのではないかと思っています。ゼミでのゲストであるメイクボランティアさんの活動に着目し、実際に兵庫県三田市まで足を運び、理論編と実践編を体験し、それを論文に活かすことができています。その根底には、長く続けていた認知症グループホームで感じていた問題意識が組み込まれており、大学の4年間の慶子の集大成がまさに論文となりました。慶子には、見ていて、竹を割ったような生き様にとても共感できる反面、時折、「お願い、今、ここだけは謝っているふりをしてちょうだい・・・」と心の中で祈ることも多々ありました。こんなに「ゆみちゃん、ゆみちゃん」いう学生も始めてだったので、気恥ずかしくも、春から誰がよんでくれるかな・・・と思ったりしています。
キーワード1 美容福祉
キーワード2 認知症予防
キーワード3 QOL
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