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学科 社会福祉学科
年度 2009
ゼミ名 山田 裕子
タイトル 我が国に求められる高齢者雇用政策――欧州各国における高齢者雇用政策との比較を通して――
内容  現在,我が国では少子高齢化の影響を受け,労働力人口の減少が今後の我が国の経済力を左右する重要な課題であると見なされている.このようななかで,我が国における高齢者の労働力としての重要性はますます高まっていると言える.しかし,高齢者自身の就労に関する意識やその実態,また高齢者が定年後に及んでも就労を継続することについての研究は,本来未知の領域である.本論文では,まず我が国における高齢者の就労意欲と就労実態について明らかにした.そのうえで欧州各国の高齢者雇用の動向,また特徴的な高齢者雇用政策を例に挙げ,高齢者雇用に関する国際的な政策について確認した.そして,それら先進的な政策との比較検討を通じて,我が国における高齢者雇用政策に関する課題を見直し,我が国において高齢者が生きがいを持って参加できる雇用社会を実現するために,我が国に求められるべき高齢者雇用政策について論じた.
講評 ・・君と同じく超高齢社会の労働力不足を懸念することから、高齢者の就労を取り上げました。実際には長年他国に比較して高齢労働力率が高いにも関わらず、高齢者の労働をどのように取り上げるか、議論がなかなか成熟しない日本で、意義のある研究だと思います。高齢者の就労意欲と就労実態を調べ、ヨーロッパの高齢者雇用の動向と政策を比較検討し、一方では、日本の高齢者の労働が正規の労働とは見なされない場合にも光を当て、高齢者労働の議論に一石を投じました。
キーワード1 高齢者就労実態
キーワード2 高齢者雇用政策
キーワード3 生きがい
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