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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 山田 裕子 |
タイトル | 障害者の就労――一般企業への障害者の就労状況―― |
内容 | この論文ではあまり知られていない障害者の一般企業への就労状況について述べている.「障害者自立支援法」の施行や,景気の低迷など社会のめまぐるしい変化が,障害者就労にどのように影響を与えているのか調査している.まず第1章では新聞記事・統計をもとに,障害者の就労の厳しい現状を述べている.法定雇用率が1.8%に引き上げられても実雇用率は依然伸び悩んでいる.第2章ではEU諸国における障害者雇用の諸政策を述べている.日本に比べて企業へ対する国家の経済的支援が多く見られるEUだが,雇用の質向上への追及・評価に関しては日本と同様まだまだ不十分である.そして第3章以降は複数のインタビューをもとに,障害者の就労を3つの視点から調べた.第3章では就職を支援する立場から,第4章では障害者の立場から企業の現状や施設のバリアフリーなどの課題を指摘している.更に第5章では企業の立場から障害者雇用に関する情報提供の不足を言及すると共に,その改善策について考えた. |
講評 | 障害者の一般企業への就労状況を、全国的な統計などで示すと共に、EU諸国の現状も調べました。そして同志社大学のキャリアセンターの職員を初めとして、芋づる式に、企業や色々な立場で障害者の就労支援を行っている人々や、しょうがいを持つ人をインタビューして、現在の障害者の就労とその支援について課題を見つけ、改善方法を提示しました。障害者雇用の現状を多角的かつ多層の視点で報告し、分析し、改善策も示し、未来に繋げることができました。 |
キーワード1 | 社会の変化 |
キーワード2 | 情報提供の不足 |
キーワード3 | 雇用の質的向上 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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