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学科 社会福祉学科
年度 2009
ゼミ名 山田 裕子
タイトル 高齢者のアルコール依存症――高齢期の生き方と社会参加に焦点を当てて――
内容  「まさか自分が…」と思われがちなアルコール依存症だが、飲酒する人なら誰でも罹るリスクを持っている身近な病気であり、高齢者にとっても例外ではない。むしろ、高齢社会が進行している我が国では、アルコール依存症患者においても高齢化が指摘されている。高齢者がアルコール依存症を発症した場合、若年者と比較して身体合併症や認知症との合併率が高率である一方、暴言・暴力の目立たない「静かなアルコール依存症者」になりやすい。そのため、患者本人も周囲の人間も、病状が深刻な状態になるまで危機感を持ちにくいのである。本論文では、アルコール依存症専門医療機関での精神保健福祉援助実習や70歳代の男性アルコール依存症患者へのインタビューを通して、高齢アルコール依存症者が抱える生活背景や現状について考察した。そして、就労などの社会参加の促進も含めて、高齢期における自分らしい生き方の実現を保障し、アルコールに依存せずとも生きやすい社会について論じた。
講評 昨年夏に精神保健福祉士の実習に行き、高齢のアルコール依存症患者に出会ったことで、このテーマを選びました。アルコールに寛容な日本社会も転機を迎え、タバコと同じような制限がもたらされ始めていますが、女性、高齢者といった新たなアルコール依存のグループも増えてきました。治療は専門機関で行われるだけでなく、地域において支援することが必要とされ、フィールドとして酒害教室や市民講座などに出席した記録をもとに、今後の課題として、経済的支援や高齢者の社会参加を可能にする社会づくりなど、を示唆しています。
キーワード1 高齢者
キーワード2 アルコール依存症
キーワード3 社会参加
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