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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 越水 雄二 |
タイトル | 現代日本の矯正教育についての考察 ―アメリカ、フィンランドとの比較を通して― |
内容 | 本稿は、少年犯罪、非行少年に焦点を当て、この少年らが逮捕され、矯正教育施設への送 致後、どのような矯正教育を受け、社会復帰に向かっているのか考察する。また、アメリカ、 フィンランドの2か国の矯正教育施設、矯正教育プログラムについて検討し、日本との違い を比較しながら、取り入れるべきものがあるのかについて考察する。第1章では、少年犯罪 の各国の現状、非行少年の特徴などについて論じる。第2章は、各国の矯正教育施設につい て検討し、第3章では日本の矯正教育、第4章ではフィンランド、アメリカの矯正教育につ いて論じる。 矯正教育によって社会復帰に向けてどのように少年に働きかけていくかも大切な問題で あり、検討するべき課題である。また、少年非行を予防するためにどのような教育や働きか けをすればよいのかも考えなければ、少年非行の根本的解決にはならない。この論文を通し て、矯正教育について考えるきっかけとなれば幸いである。 |
講評 | 日本における矯正教育の現状と今後の課題を、 アメリカおよびフィンランドでの取り組みとの三項比較を通じて考察する試みは、単純な二項(2国)比較よりも複眼的な検討を深められる点では良かった。ただし卒論の中で、それぞれの国の事例を紹介する紙幅が狭まるのは致し方ない。矯正教育について、施設内でのカリキュラムと指導方法に加えて、施設外すなわち社会での再出発へ向けた受け入れ態勢の構築が鍵となるとの指摘は重要である。 |
キーワード1 | 矯正教育 |
キーワード2 | 少年院 |
キーワード3 | 更生 |
キーワード4 | 社会復帰 |
キーワード5 | 少年非行 |
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