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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 越水 雄二 |
タイトル | レッジョ・エミリアの幼児教育―主体的な表現と芸術活動を重要視するアプローチ― |
内容 | 本稿は、今日我が国の幼児教育で目指されている子どもの主体的な表現に関する取り組みとして、レッジョ・エミリアの幼児教育について研究したものである。レッジョ・エミリアの幼児教育では、子どもの興味関心を基にした主体的な表現と創作を中心とする芸術活動が重要視されている。レッジョ・エミリアの表現活動にはペダゴジスタ(教育の専門家)、アトリエリスタ(芸術の専門家)の存在が大きく、子供がモノについて五感を通して捉え、その本質を感じながら表現していく特徴がある。子供のみならず、保育者、親、地域社会全体で共に学ぼうとするローリス・マラグッツィの意思の基、互いの能力を引き出し高めあう関係性の構築が子どもたちの表現活動を支えている。reggionarra(レッジョ・ナラ)と呼ばれる地域と連携した文化プロジェクトにおける実践例を挙げながら、日本での導入・発展の可能性を考察し、論じていく。 |
講評 | イタリアのレッジョ・エミリア市における幼児教育の体制と方法は、近年、日本を含めて世界各国から注目されている。この卒論が紹介する、地域社会を挙げて幼児教育に取り組む在り方は、社会的・文化的背景の違いがあるとはいえ、今まさに「異次元の少子化対策」が唱えられている日本でも、各地域の実情に応じて、親や家族を孤立させずに育児や幼児教育を支え、大人たちも楽しんで参加・協力できる教育文化活動を創り出していく参考になろう。 |
キーワード1 | 主体的な表現 |
キーワード2 | ドキュメンテーション活動 |
キーワード3 | プロジェクト活動 |
キーワード4 | ペダゴジスタ |
キーワード5 | アトリエリスタ |
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