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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 越水 雄二 |
タイトル | スウェーデンの成人教育と早期離学について ―リカレント教育を中心に― |
内容 | 1968年に当時のスウェーデン教育大臣オロフ・パルメが提唱し、全ての人への教育機会平等を可能にするとして、世界に広まったリカレント教育。本論文では、リカレント教育発祥の地であるスウェーデンにおける教育法案の歴史や成人教育を調査し、どのように教育制度が充実した現体制が構成されてきたかを記述している。また、現在のスウェーデンは若者の早期離学が問題に挙げられている。なぜ若者は学校から離れるのかも述べていく。 先行研究ではスウェーデンの事実関係のみが述べられてきたが、事実関係と国民性を複合的に捉え、なぜスウェーデンで成人教育が発展したのかについても考察する。 日本は1981年の中央教育審議会答申で生涯教育が初めて取り上げられ、経団連などを中心に産学協同による議論されてきたが、40年経過した今日においても浸透していない。スウェーデンの事例から日本でも浸透する手がかりを見つけ、生涯教育を実現できる世になることを願う。 |
講評 | 「学び直し」や「リスキリング」が日本社会でも 現実的な課題として語られ、これから一層活発に取り組まれていこうとしている現在、本論文は、リカレント教育の発祥地スゥエーデンでの成人教育の歩みを辿り、生涯学習社会の実現へ向けた課題を考察しており興味深い。今後のリカレント教育には、様々な事情により早期離学している20代半ばから30代前半までの年齢層を対象とする教育機会の提供が、少子化の中での人材養成からも重要となる。 |
キーワード1 | リカレント教育 |
キーワード2 | 早期離学 |
キーワード3 | 成人教育 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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