| 詳細 | |
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| 学科 | 教育文化学科 |
| 年度 | 2022 |
| ゼミ名 | 越水 雄二 |
| タイトル | 教員の労働環境の日仏比較－日本の教育現場における「働き方改革」を念頭に－ |
| 内容 | 本稿は、近年において喫緊の課題となりつつある教員の労働環境について、フランスとの比較を通じて論ずる。現代日本において、未来の国民を育 成する重責を担う「聖職」たる教員の過酷な労働環境は社会問題化して久しく、毎年のように教員の過労死や、過労による自殺、あるいは精神疾患 による退職等が毎月のように報道されている。そのような労働環境が日本においていかに形成されたかを探るとともに、どのようにすればそれを改善出来るかを考えるというのが本論の趣旨である。 近代日本が教育制度において参考にしたフランスとの比較を通じて、教員の学校における役割(役職)や、給与、また労働者としての権利やその養成課程など、おおよそ「教員」という言葉が通過する領域を、筆者の考察や所感とともに広く比較検討する。また、そうして得られたフランス・日本の教員の在り方をヒントに、これからの日本が取るべき教員の働き方改革がどのような視点から進められるべきかを論ずる。 |
| 講評 | 教員の労働環境を著者が考察対象に設定した理由は、卒業論文によって現代日本の教育をめぐる喫緊の課題に何らかの提言を試みたい目的からである。日本は近代学校教育制度の設立にあたりフランスを参考にしたと言われるが、学校教師の役割はフランスでは基本的に教科指導に限られるのに対し、日本では生活指導や課外活動なども含めて幅広い。フランスの教員が働く実態を、比較対象を絞って具体的に探り、考察をさらに深めてほしいと思う。 |
| キーワード１ | 労働環境 |
| キーワード２ | ブラック |
| キーワード３ | 国際比較 |
| キーワード４ | フランス |
| キーワード５ | 働き方改革 |
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