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学科 社会福祉学科
年度 2009
ゼミ名 山田 裕子
タイトル 限界集落と地域再生――地域で暮らす人々の幸せとは――
内容  限界集落とは65歳以上の人口が50パーセント以上を占める集落のことであり、その数は全国的に急増している。まず様々な新聞記事より、各地の現状と対策を紹介した上で、共通点やそこから見える新たな課題を模索した。特に限界集落と聞くと「変えなければならない」というマイナスイメージが強い一方、外部から強い力を加えることで失ってしまう地域色というものも存在する。そのような実態を確かめるべく京都府綾部市へフィールドワークを行い、現場で働く人の話を聞くことでさらに理解を深めた。また、スウェーデンにおける地域の活性化を例にとったうえで、高齢化に向けた対策はもはや日本だけの問題ではなく、世界規模で互いに協力し合わなければならないという新たな視点も必要ということが分かった。最後に、地域活性化の鍵として農業に焦点を当て、直売所や若者の農業への関心など将来的な地域活性化の行方について考察した。
講評 限界集落と地域再生、という、これも高齢社会の1つの現実を早くから取り上げて、ペンを進め、ゼミの推進力でした。最初は新聞記事を中心に、地域再生の解決策の種類を5つ抽出し、実際に京都府下に限界集落を訪ね、地域再生を見聞し、限界集落の現代社会における魅力(強み)をも発見しています。ヨーロッパでの同様の取り組みも調べ、高齢者の参加を阻む社会に対して注意がなされていることを見出し、農業、教育、インターネットが現代社会の再生に力を与えることを示唆し、ポストモダン社会への手がかりを掴んだようです。
キーワード1 肯定的限界集落
キーワード2 活性化か維持か
キーワード3 農業の可能性
キーワード4  
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