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学科 教育文化学科
年度 2022
ゼミ名 中川 吉晴
タイトル 生と死を考える ー死は人生を豊かにするー
内容 この論文では「死」について取り上げ、死にゆくこと、身近な他者の死に向き合うこと、そして死を意識しながら生きることについて考察する。第1章では自身の死が近づいた時の感情の変化、残された時間の使い方について、エリザベス・キューブラー=ロスの「死の五段階」という指標を取り上げ、論じる。第2章では家族や友人など身近な人が死を迎えた時に自身に起こる心理状態について取り上げる。人の死で何を思い、何を学ぶのか、自身にどのような影響を与えるのか、アルフォンス・デーケンの「悲嘆のプロセス」をもとに論じる。第3章はライフレッスンを取り上げるが、それは、生は学びの連続であり学びこそが生であるという考え方を基本としている。様々な感情を自身がどのように捉えるかによって今後の人生が変わる。本論文では、死という未知の事象からくる精神状態や、自身の人生に対する考え方を、ひとつの価値観として呈示する。
講評 本論文は死の教育をテーマとし、死にゆく過程、死別に対する悲嘆のプロセス、そして死を前提としたライフレッスンをとりあげている。死にゆくことについてはキューブラー=ロスを、悲嘆のプロセスについてはアルフォンス・デーケンを、ライフレッスンについては晩年のキューブラー=ロスをそれぞれとりあげて論じている。それぞれの諸説に対して自分自身の経験や考察を重ね合わせ、死の教育や学びを自己の成長や幸福と結びつけている点が評価できる。
キーワード1 エリザベス・キューブラー=ロス
キーワード2 死の五段階
キーワード3 死ぬまで生きるプログラム
キーワード4 悲嘆のプロセス
キーワード5 ライフレッスン
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