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学科 社会福祉学科
年度 2009
ゼミ名 山田 裕子
タイトル 終末期医療における患者の死の自己決定について――告知の現状と「尊厳死」――
内容  私が研究したのは,患者の「死の自己決定」についてである.患者の望む死を叶えるためには,自らの病気を知ることから始まると考え,まず医師側からの「告知」を調べることにした.その結果,自身の病名や余命を知らない患者が予想以上に多かった.しかしそのような場合でも,医師と家族との信頼関係の形成により,できる限り患者の意思を尊重しようとする医師の努力を発見することができ,一概に患者に真実を告げることが最善とは言えないことを理解した.また,実際に起きた事件をもとに,「尊厳死」について調べていくと,問題は患者の意思表示の不明確さにあると考えた.そこで大切なのは,やはり「死の自己決定」を生前に表示することであるという結論に至った.現在,そのようなリビング・ウィルの関心の高まりや日本尊厳死協会の活発な動きなど,患者の自己決定に関して前向きに進んでいるので,ますます個人の死の価値観や意思の表示が必要とされてくるだろう.
講評 客観的と思えるトピックで展開に行き詰まり、それでは論文にならない、と最初思っていた「個人的」な思いに立ち戻り、終末期医療における患者の死の自己決定の及ぶ条件を調べて書き上げました。ここでも、やはり身近なお祖母さんの死に問題意識が喚起されたと分かります。身近な人との別れに際して、あれでよかったのか、と思うこと自体が「愛」なのでしょう。そこから、どうすればよかったのか、何がいけなかったのかを考え、「告知」の重要性とそれを可能にする条件を辛抱強く探しました。
キーワード1 告知
キーワード2 尊厳死
キーワード3 死の自己決定
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