詳細 | |
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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 浦坂 純子 |
タイトル | 女性の健康経営を推進するためには |
内容 | 近年、健康経営という考え方が注目されている。従業員の健康の維持・増進は生産性や企業価値の向上に結びつくことが先行研究で明らかになっている。一方、日本では女性全体の就業率が増加傾向にある。加えて、女性特有の月経随伴症状などによる社会経済的負担は年間 6830 億円、婦人科系疾患を抱える働く女性の年間の医療費支出と生産性損失の合計は6.37 兆円と推定されている。このことから、女性特有の健康課題に対応した健康経営を積極的に行うことで、女性の仕事のパフォーマンスおよび企業の生産力の向上などにつながると考えられる。しかし健康経営は男性中心の健康課題への対応がほとんどであり、女性特有の健康課題への対応はあまり重要視されておらず、企業でも未だ十分な対応が施されていない。 そこで本論文では女性の健康経営に焦点を当て、女性の健康経営を推進するにあたって乗り越えるべき課題の調査と改善のための提案を行った。また女性の健康経営の先進企業である株式会社ワコールの施策を、課題の解決方法や企業に必要な取り組みの一例として示した。 |
講評 | 女性の健康経営がなぜ求められ、それがどういう効果をもたらすのかについて、先進事例を引きながら丹念に調べられている。休暇や検診などの制度面の充実はいうまでもなく、日常の職場でごく普通の女性が無理なく働き続けられる環境が提供されることが今後の課題になるのではないか。自らが働いていく中で、その実現に寄与していってほしい。 |
キーワード1 | 女性の健康 |
キーワード2 | 女性活躍推進 |
キーワード3 | 健康経営 |
キーワード4 | 健康投資 |
キーワード5 | |
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