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学科 産業関係学科
年度 2022
ゼミ名 浦坂 純子
タイトル eスポーツ研究における競技特性の検討-個人競技と団体競技の比較から-
内容  近年、コンピュータゲームやビデオゲーム、またスマートフォンゲームを用いた対戦をスポーツ競技として捉えた「eスポーツ」という文化に、新たな成長産業としての期待が集まっている。本論文では、eスポーツ業界の中核を担う「プロゲーマー」を対象として行った聞きとり調査の結果をもとに、日本人プロゲーマーのキャリア形成や日本のeスポーツ業界の問題点を複数の視点から考察し、それぞれのeスポーツが持つ競技特性や置かれている状況の違いから、eスポーツを一括りにして議論することは困難であることを明らかにした。
 このことから、今後の日本のeスポーツの発展のためには、競技間の違いを強く認識したうえで研究を進めていく必要があると結論づけた。しかし、eスポーツは比較的新しい文化であり、それぞれの競技の栄枯盛衰が激しく、流行が素早く移り変わっていくことも少なくない。それゆえeスポーツ研究を行う際にどこまで細分化を行うべきであるかという点に関しては、さらなる検討を要する課題となっている。
講評  ゲームをeスポーツととらえ、その選手であるプロゲーマーのキャリアを論じた先駆的な試みである。競技によって事情が異なることや、競技の流行り廃りが激しいこと、さらにはeスポーツのみで生計を立てられる環境にないことなどがキャリア形成上の隘路となっているが、その未成熟かつ刹那的な状況が聞きとり調査によってよく示されている。
キーワード1 eスポーツ
キーワード2 プロゲーマー
キーワード3 キャリア形成
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