| 詳細 | |
|---|---|
| 学科 | 産業関係学科 |
| 年度 | 2022 |
| ゼミ名 | 寺井 基博 |
| タイトル | 日本人は長時間労働を避けることができるのか |
| 内容 | 日本人は長時間労働を避けることができるのかをテーマとして、長時間労働の問題が存在している理由を日本の労使関係上の特徴を振り変えることで分析し、様々な労働時間規制が実質的に機能していない理由について分析。そして組織規範の問題点についても深堀を進め、全体を踏まえて長時間労働は個別的時短取り組みによって「避ける」ことが可能なのかについて分析した。文献を読み進めていくうちに、長時間労働について労使関係上の特徴、労働時間規制、組織規範など、労働者と使用者、そして取り巻く環境から様々な要因が影響を与え、問題をより複雑なものにしていることが理解できた。社会が変化していくことと同じく労働者の生活環境も人によって異なり、より一層多様化が進んでいる。特定の方法によって、長時間労働を「避ける」ことはできないが、労働者が自分のライフスタイルに合わせて働き方を選択できる社会の実現が大切なのではないだろうか。 |
| 講評 | 本研究は、日本企業で長時間労働が生じる理由を明らかにすることを試みている。筆者は、仕事範囲の曖昧さ、マネジメント、査定の各要因が相互に影響して「目標必達」の組織規範が職場に形成され、それによって長時間労働が誘発されると指摘する。さらに、組織規範をどう突き崩すかが長時間労働緩和の課題であると結論づけている。難しい課題ではあるが、社会人としてこの問題解決にぜひとも取り組んでもらいたい。 |
| キーワード１ | 長時間労働 |
| キーワード２ | 労働時間規制 |
| キーワード３ | 組織規範 |
| キーワード４ | |
| キーワード５ | |
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