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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 松山 一紀 |
タイトル | 女性の就業継続 -正社員として長く働き続けるためには- |
内容 | 本論文では、「なぜ日本の女性は正社員として働き続けることができないのか」という筆者の疑問点を解消すべく、女性の労働歴史背景と共に、女性が正社員として働き続けるにはどうしたらよいのかについて論じている。まず、日本で働く女性の現状として、共働き家庭や非正規雇用の増加を確認する。就業継続するにしても、雇用の安定や給与が保障される正社員として働ける穂が理想だと筆者は考えている。また4章では、「共働き正社員モデル」と「多様な正社員」を提示している。柔軟で多様な働き方を実現できれば、女性が仕事と家庭を両立しながら就業継続をしやすくなり、さらには非婚化や少子化の克服にもつながると考える。そして、スウェーデンを含めた女性活躍が進んでいる国の働き方を日本でも取り入れれば、仕事を続ける女性がより希望に沿った形で活躍の場を広げることができ、就業継続が期待できるのではないだろうか。社会や個人のライフスタイルが変化していく中で、女性が安心して長く働き続けられる世の中を目指すためには何が必要なのか、今後も関心を持ち続けていきたい。 |
講評 | 当初は、日本中が女性活躍を金科玉条の如く叫び続けている現状に対して、自らが抱いている違和感を形にするはずだったのが、文献サーベイを重ねるうちに、少しずつ考え方が変化していったというのが面白い。中国でも問題化しつつある高学歴女性の就業継続困難について、「共稼ぎ正社員モデル」をキーワードにして論じた労作である。なぜ正社員である必要があるのかについて、もう少し掘り下げることができればなおよかった。 |
キーワード1 | 女性労働 |
キーワード2 | 就業継続 |
キーワード3 | 多様な正社員 |
キーワード4 | スウェーデン |
キーワード5 | 育児 |
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