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学科 産業関係学科
年度 2022
ゼミ名 松山 一紀
タイトル 日本はなぜ有給休暇取得率が低いのか??欧州と比較して?
内容 近年、日本国内において長時間労働による過労死自殺、また年次有給休暇の低取得率が問題視されていることを受け、これまでは有給休暇の取得は任意だったものの、2019年には取得が義務化された。対して、フランスでは1930年代のバカンス法の導入により、有給休暇の連続取得が義務化され、また2000年には週の労働時間を35時間と規定する制度が施行された。
それを受け、本論文では、日仏の有給休暇制度に関して歴史的背景を明らかにし、また現地の人々へのインタビューを行い日本とフランスの各雇用制度を整理した上で、労働者ならびに雇用主(企業)における年次有給休暇取得の持つ意味について考察を行う。
講評 日本人労働者の有給休暇取得率が低い原因を探るべく、欧州、特にフランスとスイスとの比較を通じて解明しようとした論文である。わずかではあるものの、スイスで働く労働者に対して直接インタビューをしている点は評価できる。スイス企業の現状を垣間見ることができて、大変参考になった。ただ、できれば論文の前半で、フランスではなく、スイスの労働実態について議論できていれば、なおよかったと思われる。
キーワード1 有給休暇
キーワード2 労働時間
キーワード3 ワーク・ライフ・バランス
キーワード4 週35時間法制
キーワード5  
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