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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 樋口 純平 |
タイトル | 先進的なニュージーランドの雇用モデルー女性活躍とシニア労働からみる柔軟性ー |
内容 | 本論文では、日本だけでなく世界でも深刻化する少子高齢化に焦点を当て、改めてその現状と課題を見出している。少子高齢化による人手不足は日本的雇用システムの崩壊をもたらしている。少子高齢化及び生産年齢人口の減少には、ダイバーシティの活用が課題解決の鍵だと考えた。 日本の女性活躍は世界から見ると低水準に位置する。令和4年度のジェンダーギャップ指数は先進国の中で最低レベルとなっている。その背景には近年まで続く日本の雇用制度が影響しているといえよう。また、高齢者雇用においても課題は多い。例えば、定年を過ぎても働きたいと考えるシニア世代の割合は高いものの、賃金の減少や労働の質の悪さから退職せざるを得ない状況に陥ってしまうことだ。 一方で、女性の活躍において世界からの評価も高く、シニア労働が活発化している国、ニュージーランドは様々な面から柔軟な雇用モデルを確立させている。筆者が何度でも訪れたいと感じたニュージーランドは雇用制度にも魅力があることが分かった。 世界と日本、日本とニュージーランドを見比べることで分かった「真のダイバーシティ」とは何かについて論じていく。 |
講評 | 既存の研究が少ないニュージーランドの雇用モデルの特徴を,女性活躍とシニア労働の先進性という観点から描いた。著者の粘り強さがよく表れている大部の力作であり,その長さに比して適切な分析視角にもとづく分析は冗長にならず充実している。著者のニュージーランド愛がよく伝わってくる。 |
キーワード1 | 少子高齢化 |
キーワード2 | ダイバーシティ |
キーワード3 | シニア労働 |
キーワード4 | 女性活躍 |
キーワード5 | |
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