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学科 産業関係学科
年度 2022
ゼミ名 樋口 純平
タイトル 先進企業6社に学ぶ日本企業が目指すべき両立支援 ー女性活躍社会の実現に向けてー
内容  本論文では女性活躍推進の中でも育児休業制度や両立支援に焦点を当て、今後日本で導入すべき理想的な両立支援制度について論じる。そのために、2章と3章で日本におけるこれまでの政策や数値データを整理したのち、4章で両立支援6社の制度導入事例をもとに分析を行なった。
 その結果、分析対象とした6社の取り組み事例から両立支援制度に必要な一般化できる7つの要素を抽出することができた。しかし、全要素を網羅した両立支援制度を運用できている企業は見つけることができず、女性社員は所属する企業の方針に従うしかない状況にあることが明らかになった。このことから、今後日本企業が目指すべき理想的な両立支援とは社員にとって選択肢が多い制度であるという結論に至った。
 理想的な両立支援の実現に向け、企業はすべての要素を幅広く網羅した制度の導入を行うべきであり、国は制度の各要素に強みを持つ企業同士を繋げる役割を担っていくべきであると考える。
講評 日本企業が目指すべき仕事と育児における両立支援のあり方を,国内外の先進企業事例から探った。要所要所で著者のアイデアと観点のよさが光る好論文である。全体に渡りすぐれた力量を示しているだけに,かえって先行研究の探索と事例の分析をさらに深めることができたはずではないか,という若干の不満が残る佳作である。
キーワード1 女性活躍推進
キーワード2 両立支援
キーワード3 育児休業制度
キーワード4 復職支援
キーワード5  
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