詳細 | |
---|---|
学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 樋口 純平 |
タイトル | 医療機関における健康経営の考察 |
内容 | 本論文では、健康経営という経営戦略について整理した上で、医療現場に注目し、医療機関が健康経営を行う意義について論じている。また、先行研究や事例を通じて医療機関に求められる健康経営のあり方について考察している。 健康経営に取り組む企業は年々増加傾向にあり、政府や健康経営研究会の様々な取り組みが企業の健康投資を促している。一方で医療機関の健康経営はあまり進んでいないことから、人々の健康を守る医療機関こそが従業員の健康保持や勤務環境の改善に努めるべきではないかという考えをもとに、医療機関が健康経営に取り組む意義を、医療専門職の健康と生産性の関連、病院の地域社会における役割、医学的・専門的な知識を有する利点などから示している。医療機関に求められる健康経営については、先進的な取り組みを行う大規模法人による発信、従業員の個別課題に対応するためのプラットフォームの構築が重要であると結論づけている。 |
講評 | 近年,民間企業を中心に健康経営の取り組みが広がっている一方,健康を司る医療機関では長時間労働や過重労働が蔓延している。将来,医療機関に勤務する著者が,この喫緊の課題に迫った。実態調査まで踏み込むことができれば理想的ではあったが,限られた先行研究と既存資料から問題の所在と対応を明確に描き出したことは十分な評価に値する。 |
キーワード1 | 健康経営 |
キーワード2 | 医療機関 |
キーワード3 | 働き方改革 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
戻 る |