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学科 産業関係学科
年度 2022
ゼミ名 阿形 健司
タイトル 運動系部活動における「承認」がモチベーションにもたらす影響
内容  モチベーションについては、今日まで数多くの研究が行われてきた。その数多くの研究の中でも、筆者は「欲求」が重要なモチベーションの源泉であると考え、さらに「欲求」の中でも「承認欲求」というものに着目した。太田(2011)は、実際に「承認」がモチベーションに効果をもたらすのかについて、様々な職場での実証研究を行った。その結果、職場における上司から部下への「承認」が、モチベーションに効果を示すという事が明らかとなった。しかし、金銭的・地位的な報酬がなければ、「承認」の効果は小さくなるという事も明らかとなった。そこで、本論文では、運動系部活動においての「承認」がモチベーションにもたらす効果についていくつかの仮説を立て、聞き取り調査から、検証した。本論文の調査では、部活動内において選手だけでなく、マネージャーも「承認」に大きく関わっていると考え、選手・マネージャーそれぞれに対し聞き取りを行った。聞き取り調査の結果から、選手・マネージャー双方で「承認」によるモチベーションの向上が見られる結果となった。しかし、選手においては「承認」よりも「自身の実力」「大会での成果」といった形の報酬のほうが、よりモチベーションに大きな影響をもたらすという結果となった。また、マネージャーは「承認」が報酬の一部であるとも考えられるため、選手以上に「承認」によってモチベーションを左右される存在であると考えられる。
講評  部活動における他者からの承認が果たす役割を追究した論文。運動系部活動に参加する、選手ではない部員にも目配りした調査が論文の独自性を高めている。
キーワード1 承認欲求
キーワード2 内発的モチベーション
キーワード3 自己効力感
キーワード4  
キーワード5  
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