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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 阿形 健司 |
タイトル | 子育て世代の女性労働者における「時間の問題」?ワークライフバランス実現のために取り組むべき両立支援の考察? |
内容 | 日本の労働力不足や少子高齢化の改善のための鍵を握っているのは女性である。しかし、子育てに専念する理由からキャリアを中断してしまう、仕事にやりがいを感じ続けたいという理由から子供を産まないなど、女性が仕事と育児を両立することには大きな課題がある。そこで、本論文では、子育て世代の女性労働者が抱える「時間の問題」に注目し、現在の日本と共通する過去のアメリカやスウェーデンの事例をもとに女性がワークライフバランス実現のために取り組むべき課題や両立支援について取り上げた。アメリカの事例からは、日本における働く女性の「時間の問題」の原因は、大きく分けて3つあり、①世間の風潮・長時間労働の問題、②夫婦間の問題、そして③企業や国の両立支援に関する問題であることを明らかにした。そしてスウェーデンの事例からは、課題を残した制度であっても、試験的でもいいからまずは実施をして、多くの当事者やそれを取り巻く社会に働きかけ意見を取り入れ、バージョンアップを繰り返すことの大切さについて述べた。今日本の子育て支援に一番求められているのは、完璧を求めずまずは初めの一歩を踏み出すことなのである。 |
講評 | 「時間」に焦点をあてて仕事と育児の両立を図る方策を模索した論文。外国の事例に学び、日本における課題を指摘し、「まず実践」という意欲的な提唱をしている。 |
キーワード1 | キャリアの中断 |
キーワード2 | 両立支援 |
キーワード3 | 女性の社会進出 |
キーワード4 | アンコンシャスバイアス |
キーワード5 | スウェーデン |
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