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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | 経済的理由による少子化問題 |
内容 | 近年世界の先進諸国で少子化が進んでいる中で,拍車をかけるように2020年以降の新型コロナウイルス感染症の流行の影響で,少子化がさらに加速する可能性が指摘されていた.日本は世界の先進諸国の中で見比べてみてもその中で群を抜いて少子化が加速している.もちろん日本の少子化の問題は今に始まったことではなく,かなり前から予測され指摘されていた.そして政府もこの少子化の問題に対して今までさまざまな対策が施され,欧米の少子化対策を日本に適用し試みを行うもののこれまで大きな効果がみられたものはなく今日に至っている.その結果年々日本の出生率は下がり続け2005年に過去最悪の1.26を記録した後は回復傾向にあったが,2014年は1.42となり再び低下している.この水準は人口置換水準とされている2.07~2.08という値には遠く及ばず,今後も人口減少が続く見通しである「人口動態統計」(厚生労働省 2021). |
講評 | 日本の少子化問題の背景、原因、影響と少子化対策の問題点を検討し、子どもを持つことへの不安などの意識調査からさらに実態を明らかにしたうえで、フランスとスウェーデンの子育て支援を紹介し、日本の課題を明確にした。内閣府の資料を丁寧に調べて紹介しているのが特徴的である。必要とされる対策に女性の再就職サポート、保育施設の拡充、男性の育休取得率、テレワークの促進、地域ネットワークの推進を挙げている。コロナ禍がさらに少子化の問題を悪化させていることを指摘していることが印象的であった。日本の貧困問題との関係や、社会保障の充実についてさらに検討が必要なのではないかと感じた。 |
キーワード1 | 少子化 |
キーワード2 | 高齢化 |
キーワード3 | 女性の活躍 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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