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学科 社会福祉学科
年度 2022
ゼミ名 Martha MENSENDIEK
タイトル 児童養護施設におけるトランスジェンダーの児童に対する支援の現状と今後‐多様性を尊重しあえる世の中を目指して‐
内容  近年,LGBTやジェンダー平等という言葉を、選挙の公約を始めとし日常的に聞くようになってきたと個人的に感じる。性的マイノリティについて知ってくれる人が増えるきっかけになっているとしたら良いことだと思うが、言葉だけが独り歩きして実際に困っている方たちは制度の狭間で苦しんでいるように感じる。本論文では児童養護施設におけるトランスジェンダーの児童について児童養護施設の成り立ちと、退所を見据えた支援や連携の過程を辿りながら見ていく。児童養護施設での事例に加え大学の寮に設置されたオールジェンダートイレ・シャワーについて扱いながらどのような工夫ができるかについて探っていく。児童養護施設におけるトランスジェンダーの子どもに対する工夫を複合的な視野で考えることで結果的に多様なニーズを持つ子どもにとって児童養護施設がより良い生活の場になると考えている。
講評 一般的にトランスジェンダー児童というテーマはまだ研究分野としては珍しいが、さらにこの論文では児童養護施設内に着目することはユニークでありまだ未開拓のテーマである。LGBTQへの関心と自身の児童養護施設でのアルバイト経験から生まれた問いについて調べ、現状と課題を丁寧に調べて整理した。児童養護施設で特別な配慮が必要な子どもに性的マイノリティも存在することはあまり認識されていないのではないか。数少ない先行研究や調査資料、そして行政、教育、医療、など幅広い分野から情報を取り入れて工夫をしたのは池上さんらしい好奇心とフットワークの成果だろう。終章にリストアップという形で支援・連携の在り方で示されている内容はどれも説得力ある提言であったが、その実現に向けての展望に関心を持った。今後も福祉施設内の多様性の尊重と支援の充実に向けて取り組みが進むことを願う。
キーワード1 社会的養護
キーワード2 児童養護施設
キーワード3 LGBT
キーワード4 トランスジェンダー
キーワード5  
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