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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | 技能実習制度の人権問題を無くすためには―仕組み、言語、韓国との比較の観点から― |
内容 | 日本に存在する外国人技能実習制度は「国際貢献」、「技術移転」という目的と「労働力確保」という実態との乖離が生じており、それに伴い実習生への人権侵害の問題が後を絶えず、世界各国から批判を受けている。過度な長時間労働、低賃金、暴言暴力により失踪するケースもある。この論文では、技能実習制度の歴史の変遷をたどり、その中でどのような人権侵害を起き、なぜ人権侵害が生じるのかの原因を探る。また、韓国の雇用許可制との比較を通し、仕組みや言語教育の視点から技能実習制度へ導入すべき点を考察していく。そして、支援の現状や専門家の意見を通して、技能実習制度の今後の在り方について考える。 |
講評 | 外国人労働者への関心をゼミで一貫して取り組んだ大井くんは卒論では日本の技能実習制度に焦点を当て、実際起きている人権侵害の事例を紹介しながら問題点を整理し、韓国との比較をしたうえで、今後求められる支援や制度の在り方について考察した。先行研究や最前線の支援を行なっている研究者・実践者の情報を入念に調べて、説得力のある論文を仕上げた。特に、韓国との比較をわかりやすく説明し、日本で取り入れられる点を示せたのは大変参考になる内容である。日本が外国人を労働者として、さらに住民としてまっとうに受け入れ、不当な扱いを受けずに働けるために何が必要なのかを明確に示した。 |
キーワード1 | 技能実習制度 |
キーワード2 | 人権侵害 |
キーワード3 | 韓国 |
キーワード4 | 雇用許可制 |
キーワード5 | |
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