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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | 虐待を受けた子どもの社会的養護の展望 ~日本と北欧を比較して~ |
内容 | 大学2回生から、児童養護施設のアルバイトを始めた。アルバイトをしているなかで、子どもたちを支援していくには、施設よる支援だけでは足りないのではないかと思うことがいくつかあった。そんなときに、海外では日本のように施設による支援ではなく、養子縁組の制度が普及していることを知った。そこで、なぜこれらの支援手法が日本であまり普及していないのか疑問をもち、研究したいと思った。 日本の児童虐待への対応の質を向上させるために、今後どのような支援(社会的養護)のあり方が考えられるか、検討する。主には、「施設養護」と「家庭養護」の二つの軸から考察していく。 |
講評 | 児童養護施設でのアルバイト経験を通して関心を持った社会的養護に着目した。日本の児童虐待の実態と現在の施設型児童養護の在り方を紹介したうえで、北欧との比較を行い、日本の課題を整理した。特に印象的なのは「子どもの視点」を重視する支援という北欧の実践例で、本人と家族のケアを一ヶ所で総合的に行う支援である。施設入所が多い日本ではあるが、里親の数が増えている中、里親支援や児童福祉のソーシャルワーカーの人数拡充などの課題を指摘した。子どもの視点という重要な視座をもって論文をまとめられた。今後はさらに虐待予防や親への支援の在り方についても考察を深められたらと願う。 |
キーワード1 | 児童福祉 |
キーワード2 | 児童養護施設 |
キーワード3 | 虐待 |
キーワード4 | 社会的養護 |
キーワード5 | 北欧 |
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