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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | なぜ日本ではジェンダーの理解が進まないのか |
内容 | 現在日本ではジェンダーの理解が進んでいないことが問題とされている.この現状を法律・制度の観点を含め見ていくことで,突破口を見つけ出すことができるのではないかと考える.そのため私の卒業論文では,様々な角度から日本のジェンダーを見つめ,日本でジェンダーの理解を進めることができる施策を具体的に考察していきたい.第一章では日本におけるジェンダーについて現状を述べる.第二章では,なかなか法定化されない同性婚と日本の制度として存在するパートナーシップ制度について取り上げる.なぜ同性婚が認められないか,パートナーシップ制度はどう機能しているのかを検討し,日本の法律と制度の今後の展望を考察する.第三章では,LGBTQ当事者が抱える困難の一つである,被服行為とジェンダーの関係性について考察する.学校制服の現状と課題に触れ今後の展望について検討する. 「なぜ日本ではジェンダーの理解が進まないのか」を明らかにすることで,日本の誰もが生きやすい社会の実現につなげたい. |
講評 | 日本のジェンダー問題について、同性婚、学校教育と私服行為の3つの視点から考察した。LGBTQの理解に向けて取り組むことが、固定観念やジェンダーの枠組みを問い直すことであり、日本のジェンダーギャップを埋めるための解決の糸口になると示唆し、決して他人事ではないと結論づけているところが印象的であった。一つひとつのテーマについて先行研究を踏まえながら自分の考えを紹介している。ジェンダー格差の改善が進むために何が必要なのか、さらに踏み込んだ検討と積極的な取り組みの必要性を感じた。その実現に向けていくつかの提案を提示している。これからも掘り下げて考え、取り組んで欲しいと期待する。 |
キーワード1 | LGBTQ |
キーワード2 | ジェンダー |
キーワード3 | 同性婚 |
キーワード4 | パートナーシップ制度 |
キーワード5 | 被服行為 |
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