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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | 日本フェミニズムの展望と課題~第4 派フェミニズムからみる日本社会のジェンダー~ |
内容 | 男性と女性間の差別問題は、現代においては様々な政策や取り組みで、その多くが解消できていると考えられる。しかしながら、世界経済フォーラムの「ジェンダーギャップ指数 2021 」によると、日本は 156 か国の中 、 120 位であった。このように、私たちの社会では 、未だに男女における差別が存在しており、積極的に解決に挑む必要性がある。その中、世界では「フェミニズム運動」が多くの人から注目されている。SNSを中心として活動する第 4 波フェミニズムは、その特徴から、世界に拡散している。良くも悪くも「フェミニズム」は、ジェンダー問題において、注目すべき現象であることは認めざるを得ない。そこで、本稿では、日本におけるフェミニズム展開過程や展開について考察する。まずは、日本のフェミニズム史を分析し、その事実を基に、日本における第 4 派フェミニズムが前世代と比較して、どのように区別できるのかを明らかにする。また、第 4 派フェミニズムから、今後、日本におけるフェミニズムの展望について、筆者の意見を述べる。 |
講評 | 日本のフェミニズムについて取り上げる卒論はマーサゼミでは初めてであり、大変歓迎した。欧米と日本のフェミニズムの歴史を押さえたうえで、日本の第4波フェミニズムがなぜ盛り上がらないのかについての疑問から、その理由を分析し、課題と展望を考察した。日本語の文献や資料に加え、韓国語のものも取り入れられたのは金くんのストレングスを活かせて、全体的に読み応えあのある内容であった。最後の結論に「フェミニズムが正解であるとは確信できない」とし、それでも「必要」である、という記述に少し驚きがあり、もう少しその理由ついて聞きたいという思いで論文を読み終えた。今後もフェミニズムの理解者として平等な社会の実現に向けて議論を続けることを期待したい。 |
キーワード1 | フェミニズム |
キーワード2 | # MeToo 運動 |
キーワード3 | 第 4 派フェミニズム |
キーワード4 | ジェンダー |
キーワード5 | |
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