| 詳細 | |
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| 学科 | 社会福祉学科 |
| 年度 | 2022 |
| ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
| タイトル | 日本は「多文化共生社会」を実現できるか―外国にルーツを持つ子どもとその家庭のための教育支援・地域コミュニティ形成支援の側面から― |
| 内容 | 2021年末，日本在留外国人人口は総人口の2.2％を占める276万635人に達した．(法務省「令和3年末現在における在留外国人人口について」) 政府の少子高齢化対策の効果は未だに実感できず，これからの社会機能を維持するには外国人人材の活躍が必須となっている．しかし，彼らが日本で暮らし続けるには生活の基盤ともなる就労・教育・社会的サービスを享受する機会が乏しいままである．本論文では，特に子どもを伴う外国人世帯に注目する．彼らが将来の社会的下層として固定されず，日本をはじめ世界のグローバル人材となるために必要な教育支援・地域コミュニティ形成支援は何か．そして，ヒト・モノ・カネの資源量に大きな差がある都市部と地方部で比較し，必要な支援の違いはあるのかついて文献研究を行い，いま日本が求められる多文化共生の形を考察する． |
| 講評 | 外国にルーツを持つ子どもの教育支援の実態と課題に着目した。都市部として横浜市の取り組みと、中山間部として美作市の課題と取り組みを調べてまとめた。日本語指導が必要な児童生徒の受け入れ状況についての調査結果を紹介するなど、実態を具体的にそして明らかに示すことができた。日本語が母語ではない家庭の子どもが増加するなか、この子どもたちと家族の支援は喫緊の課題であることを痛感させられる。NPOやボランティアに頼る今までの時代から、行政や自治体が取り組める制度が必要であるという重要な結論に至った。ゼミで２年間考えてきたテーマを今後も関心を持ってくれると期待している。 |
| キーワード１ | 外国籍住民 |
| キーワード２ | 多文化共生 |
| キーワード３ | 多文化教育 |
| キーワード４ | 地域コミュニティ形成 |
| キーワード５ | |
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