詳細 | |
---|---|
学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 永田 祐 |
タイトル | 在留外国人に対する災害支援体制 ―実践事例を通して考える多文化共生社会の実現― |
内容 | 災害時に特別な支援を必要とする「避難行動要支援者」。近年頻発する災害では、高齢者や障害者の深刻な被害状況が明らかになり、避難行動要支援者名簿や個別避難計画の策定が進められている。しかし、災害時に支援が必要となる人は他にも大勢いる。本論文では、高齢者や障害者の陰に隠れて今まで支援の必要性が十分に議論されてこなかった外国人に焦点をあてる。報道資料や報告書をもとに外国人が災害時に直面する課題を検証し、外国人の視点に立った防災対策について考察する。 後半は、「災害時に外国人が支援から取り残されないようにするためには、日頃から地域の中で孤立させないことが重要である」という考えのもと論じていく。事例を交えながら、平時から取り組む多文化共生の地域づくりを考察し、平時と災害時を繋ぐ外国人防災の在り方を提示する。 |
講評 | 本論文は、災害時に特別な支援を必要とする「避難行動要支援者」の問題の中でも、今まで支援の必要性が十分に議論されてこなかった外国人の視点に立った防災対策について考察しました。地域共生社会が論じられる際に、外国人をはじめとしたマイノリティがそこに含まれているのか、という視点はとても重要です。防災に限らず、本当の意味での地域共生社会の実現に向けて活躍されることを期待しています。 |
キーワード1 | 災害支援 |
キーワード2 | 防災 |
キーワード3 | 避難行動要支援者 |
キーワード4 | 在留外国人 |
キーワード5 | 多文化共生 |
戻 る |