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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 永田 祐 |
タイトル | 多様なわたしたちの心のバリアフリー化 ー障害福祉と芸術活動の関係性からー |
内容 | 本論文では、多様な人々の共生社会を目指し、その手段として芸術が有効かについて論じる。私たちは、障害者や依存症者など多様な人々と共に生きられる環境を考えていく必要がある。制度や機運は共生社会へと向いているが、未だ無知からの偏見や差別が存在する。そこで、自らと向き合い、表現して他者と関わることができる芸術に焦点を当てる。その上で、芸術と福祉の関係性の歴史に触れていく。さらに、障害福祉において芸術が福祉の社会化に担った要因や歴史にも述べる。そして、実際の障害者施設における表現活動から、芸術の有益性や可能性を考慮していく。特に、芸術がもつ、他者との関係性を変える力やアイデンティティの獲得に貢献できる点に目を向けていく。そうして、障害者だけでなく、依存症者や認知症高齢者という他者と関係が希薄な2属性にも芸術が他者との架け橋になり、より良い社会に貢献できるためにこの論文を論じたい。 |
講評 | 本論文は、共生社会の実現に向けた芸術の有効性について考察しました。芸術がもつ、他者との関係性を変える力やアイデンティティの獲得に貢献できる力は、障害者のみならず、様々な孤立した人と社会を橋渡しする可能性を秘めているように思います。自分自身の好きなこと、得意なことを福祉の現場に活かしつつ、自治体福祉行政の現場で活躍されることを期待しています。 |
キーワード1 | 障害福祉 |
キーワード2 | 共生社会 |
キーワード3 | 芸術 |
キーワード4 | 依存症 |
キーワード5 | 認知症高齢者 |
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