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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 郭 芳 |
タイトル | 子どもの貧困解決 貧困の連鎖を止めるために |
内容 | 本研究は世代間で多発する貧困の受け渡しに焦点を当てたものである。先進国として有名な日本だが貧困率はOECD諸国の中でかなり高い部類に入る。本校で明らかになったことは以下である。教育に力を入れることが、貧困率の減少に繋がることと日本が教育無償化に向けて、取るべき手段とその方向性の明確化である。 貧困層の50%以上は単親だ。数々の先行研究や書籍、そしてデータから教育が貧困の再生産抑止に役立つアプローチ法であることがわかった。 貧困を縮小させる教育のシステムの盤上は整っているが、教育費という障害から一定数の貧困世帯の子どもたちが教育を受けることができず、低賃金で働く成人後に低賃金の職に従事することにつながっている。 この障害を取り除くために韓国で施行された就学前教育の無償化の事例を調べ、日本での教育無償化実現に向けてどのようなアプローチを取るべきかを考察した。 |
講評 | 本論文は世代間で多発する貧困の受け渡しに焦点を当てたものです。主張としては、「教育に力を入れることが、貧困率の減少に繋がることと日本が教育無償化に向けて、取るべき手段とその方向性の明確化である」ことです。子どもの貧困を影響する要因から、教育に着目して検討するのがこの論文の鋭い着眼点です。また、韓国で施行された就学前教育の無償化の事例を調べ、日本での教育無償化実現に向けてどのようなアプローチを取るべきか、具体的な方策も考察したところが評価されます。 |
キーワード1 | 子どもの貧困 |
キーワード2 | 福祉 |
キーワード3 | 貧困の再生産 |
キーワード4 | 教育 |
キーワード5 | 教育無償化 |
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