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学科 社会福祉学科
年度 2022
ゼミ名 郭 芳
タイトル 日本とドイツの空き家問題対策
内容  本稿は日本で深刻な問題となっている空き家問題に対し、筆者はどのようにすればこれを解決できるか様々な角度から述べたものである。筆者は、空き家問題の中でも大きく二つの点を課題に設定した。一つ目は、日本の空き家の多くは田舎に位置しているということである。田舎はエリアとしての価値が低く、利用者がいなくなった建物は、次の利用者が見つけられず空き家として放置されている。二つ目は、日本は新築志向という点である。空き家が増加し続けているにも関わらず、中古住宅や住宅リフォーム事業が伸びていない。一つ目の課題に対しては、ドイツのエリア再生事業を講じることで解決方法を提示した。エリアの価値を向上させることで、空き家になったとしても、次の住居人が見つかりやすくなることで根本的に空き家問題の解決になる。二つ目の課題に対して、国が中古住宅、リフォーム事業を支援することが必要である。新築志向を無くさないことには、空き家は増加し続けると筆者は考える。
講評 本論文は日本の空き家問題の課題を明確にし、どのような解決策が考えられるかを検討しました。解決策の提案にドイツの空き家問題対策からのヒントも紹介しました。「日本の空き家の多くは田舎に位置している」と「日本は新築志向である」の指摘は興味深いです。今後日本全国で増えつづける空き家が社会福祉の視点から検討するヒントがこの論文にあります。
キーワード1 空き家
キーワード2 既存住宅市場
キーワード3 中古住宅
キーワード4 ドイツ
キーワード5 エリア再生
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