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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 郭 芳 |
タイトル | 社会活動・部活動への参加に よる大学生の居場所づくり ―合唱活動を事例に― |
内容 | 本論文では、筆者の実体験を踏まえた上で人々が居場所に所属することの必要性を考察した。本論文にて念頭に置くべき三種類の居場所というのが、自分の役割をもち、実力を発揮する「社会的居場所」、自然体でいられる、自分が受け入れられる「人間的居場所」、再起を図るため英気を養う「匿名的居場所」である。価値観が多様な現代ではインターネット空間に居場所を見出す若者もいるが、自己の承認欲求を満たすには不適当である。居場所であると感じている場の数が多くなるにつれ、人々の生活は充実する傾向にある。本論文の執筆にあたり、己が所属する合唱サークルの団員にインタビュー調査を実施した結果、団員にとって本サークルは社会的居場所であることが明らかとなった。しかしながら、一つの居場所が三種類総ての居場所的要素を内包するわけではない。本サークルの団員に限らず、人々にとって多様な異なる居場所の存在が必要であるというのが所感である。 |
講評 | 本論文はご自身の実体験を踏まえた上で大学生が居場所に所属することの必要性を考察しました。ご自身が所属する合唱サークルの団員6名にインタビュー調査を実施し、その語りを、先行研究に挙げた三種類の居場所、「社会的居場所」、「人間的居場所」と「匿名的居場所」を理論根拠に分析しました。現代に生きる若者の「居場所」はどこにあるのか、現在の大学生、特に新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けた大学生の居場所の実態を、論理的に、実証的に論じており、きちんと筋立てができて、感心しました。 |
キーワード1 | 居場所 |
キーワード2 | 人との繋がり |
キーワード3 | 合唱サークル |
キーワード4 | 大学生 |
キーワード5 | 承認欲求 |
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