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学科 社会福祉学科
年度 2022
ゼミ名 郭 芳
タイトル 認知症高齢者の家族介護者が直面する課題及びその支援
内容 本稿は高齢化が進む日本社会の中で認知症高齢者を介護する家族介護者が苦しんでいる問題に対し、筆者はどのようにすればこれを解決できるか様々な角度から言及したものである。要介護認定をされた認知症高齢者が施設入居をしなければ、同居する家族に介護してもらう必要がある。家族にとっても本人にとってもメリットがある選択だが、現行の法制度では家族介護者の労力に見合ったケアができないためデメリットのみが際立って見える現状がある。そこで彼らのケアのために有効である、また参考にすべき点を明らかにした。1つ目は、介護者の家族会の利用を通した精神的なケアが有効である。2つ目は、ドイツと韓国の2国が実施している介護保険制度内での現金給付だ。家族介護者に現金での対価を支払うことが直接的な経済支援になるためだ。日本の現状が変わらなければ、報われない親子は益々増えるだろう。これらは現在の家族介護体制の改善ため不可欠である。
講評 筆者はずっと関心を持つ認知症問題を論文のテーマに選びました。論文では「高齢化が進む日本社会の中で認知症高齢者を介護する家族介護者が苦しんでいる問題に対し、どのようにすればこれを解決できるか様々な角度」から言及しました。認知症高齢者の家族へのケアは忘れがちなテーマですが、本論文は家族介護者に着目することにまず意義があります。また、「介護者の家族会の利用を通した精神的なケアが有効である」、「ドイツと韓国の2国が実施している介護保険制度内での現金給付が参考できる」との提言が日本の家族介護体制の改善に示唆を富みます。
キーワード1 認知症
キーワード2 家族介護
キーワード3 介護保険制度
キーワード4 家族会
キーワード5  
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