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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 郭 芳 |
タイトル | 大学生の貧困問題について -ジェンダーに注目して- |
内容 | 本論文では大学生の貧困、特に女子大学生の貧困を明らかにし、新たな支援制度を提案していくことを目的としている。女子大学生へのインタビュー調査、貧困率が高い沖縄出身の大学生へのアンケート調査を通し、現役学生の声から大学生の貧困状況を明確にした。インタビュー調査では、夜職を行う女子学生の中には、家族などに働いていることを打ち明けられず、自力で金銭問題を解決する方法として夜職を選択している実情を知ることができた。 アンケート調査では、沖縄出身学生のアルバイト事情や仕送り金額、奨学金など様々な観点から現状を把握し、給付型奨学金を受け取っている割合が1割未満と少ない現状を明らかにした一方、学生が求める支援では、給付型奨学金を望む声が最も多い結果となった。これらの結果から、支援制度を充実させ学生の本業である勉強に集中できるように支援することが大事であると考える。 |
講評 | 本論文は大学生の貧困、特に女子大学生の貧困を明らかにするために、奨学金問題とアルバイトの2つに着目し、女子大学生へのインタビュー調査と貧困率が高い沖縄出身の大学生へのアンケート調査を実施しました。本論文を高く評価するところは、質的と量的の両方の研究方法を採用したことです。夜職を行う7名の女子学生を対象に、夜職を選択している実情を明確にしたインタビュー記録、また出身地の沖縄の学生へのアンケート調査は、饒平名さんにしかできないもので、論文のオリジナリティを出しています。 |
キーワード1 | 大学生 |
キーワード2 | 貧困 |
キーワード3 | 女子学生 |
キーワード4 | 奨学金 |
キーワード5 | 沖縄の学生 |
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