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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 郭 芳 |
タイトル | 高齢者・障害者受刑者が出所した際の地域支援について |
内容 | 本稿は高齢者と障害者受刑者が社会に出た際の地域支援について述べたものである。現在、受刑者の再犯率が増加している。高齢者と障害者の犯罪率に関しても、どちらも高い水準を誇っている。公の更生施設もそれほど受刑者すべての受け入れ態勢が整っているわけではない。このような中で、地域で出所者を支援するための体制を整備していくことが望まれると考えている。しかし、これを実現していくには様々な課題がある。一つは出所者の受け入れ先や働く場所などの地域での課題である。もう一つは、障害者や高齢者のケアを行う専門職など、刑務所の内部が抱える課題である。本稿では、この二つの課題から近年の受刑者支援を見つめた上で、日本や海外の出所者支援の具体的な事例を見ていき、より良い受刑者支援とはどのようなものなのかについて探った。 |
講評 | 筆者は高齢者と障害者受刑者が社会に出た際の地域支援について、まず、地域で出所者を支援するための体制を整備するには、「出所者の受け入れ先や働く場所などの地域での課題」と「障害者や高齢者のケアを行う専門職など、刑務所の内部が抱える課題」を詳細に整理しました。現在の地域支援の課題の整理だけではなく、日本や海外の出所者支援の具体的な事例を紹介しながらより良い受刑者支援を探るという形で議論を進めている点は優れています。 |
キーワード1 | 地域支援 |
キーワード2 | セーフティネット |
キーワード3 | 社会福祉法人 |
キーワード4 | リエントリー |
キーワード5 | 治療的司法 |
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