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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 郭 芳 |
タイトル | 認知症高齢者における意思決定支援について |
内容 | 超高齢化社会に突入し、それにともない認知症高齢者も増加傾向にある現在の日本において、認知症高齢者のような判断能力が不十分な者に対する意思決定支援は今後さらに重要となることが考えられる。そこで本論文では、自己決定と意思決定の比較から、意思決定支援とは自己決定することが困難な人々が、より主体的に選択・判断できるように支援することであるとし、また特別養護老人ホームでの実習の事例と海外の意思決定支援を通して、本人の意思表示が困難であっても意思を尊重し、実現に動く支援のあり方と、クライエント本人が中心となって支援に参加する重要性を確認した。終末期をむかえる認知症高齢者の意思決定支援にあたって、ガイドラインに沿った本人主体の支援体制、ACPや事前指示書などの意思決定に関するツールの普及、また将来的な認知症高齢者の増加を見越し、終末期医療の意思決定支援の法制化検討の必要性という課題があることが明らかとなった。 |
講評 | 本論文はご自身の実習経験から得た学びから展開しました。論文では、「終末期をむかえる認知症高齢者の意思決定支援にあたって、ガイドラインに沿った本人主体の支援体制、ACPや事前指示書などの意思決定に関するツールの普及、また将来的な認知症高齢者の増加を見越し、終末期医療の意思決定支援の法制化検討の必要性という課題があること」が明らかとなりました。特別養護老人ホームでの実習の事例とオーストラリア・南オーストラリア州とイギリスの意思決定支援の紹介があって、意思決定支援の実態と困難さを非常にわかりやすく述べています。 |
キーワード1 | 高齢者 |
キーワード2 | 認知症 |
キーワード3 | 意思決定 |
キーワード4 | 自己決定 |
キーワード5 | |
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