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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 郭 芳 |
タイトル | 日本における新しい地域組織化モデルの検討―海外の事例を参考に― |
内容 | 本稿は日本における新しい地域組織化モデルを海外の事例を参考に考察したものである。結果として、4点の要素が重要となることが明らかとなった。1つ目は、地域住民の主体性を高めることである。継続的な活動を行なう上でこれは必須であった。2つ目は、幅広い地域の資源を主体として活用することである。3つ目は、スタジアムを中心として様々な主体が相互に関係しあうことである。複数の主体が相乗的に関わることで活動を広げていくことができる。4つ目は、スタジアムを含めたすべての施設が全ての人にとって参加しやすいこと。誰もが参加しやすい施設を中心として活動を行なうことで、活動の主体が多くなり活動の意味が大きくなる。これらの要素を含めた活動を行なうことで、コミュニティを形成することが可能となり、地域組織化活動の推進の第一歩となり得るだろう。 |
講評 | 本論文は地域組織化によるコミュニティ形成を論じました。一般的な住民による地域組織化ではなく、サッカースタジアムによる地域組織化という新鮮な視点が非常によいと思います。スタジアムを中心に地域組織化が進められたスイスとドイツの具体例を紹介するとともに、海外ではなぜ地域組織化が成功できているか、どのような要素が整えられているか、また、日本の地域組織化に参考になるか、といったことを明らかにし、4点の要素が重要であると結論をつけました。問題意識から結論まで依拠する理論の紹介もあり、実証もあり、論理的にきちんと筋立てができています。 |
キーワード1 | 地域組織化活動 |
キーワード2 | 地域福祉 |
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