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学科 社会福祉学科
年度 2022
ゼミ名 廣野 俊輔
タイトル 特別養子縁組における真実告知について -子どもが自分の出生に関する事実を知るのは早い方がいいのか-
内容   特別養子縁組は虐待等の過酷な状況から子どもを助ける手段としてますます重要になっている。ということは、今後真実告知の重要性も高まっていくと考えられる。
近年、真実告知の重要性や必要性の認知が進み、子どもたちには年齢の小さい時から年相応の言い方で成長に応じて繰り返し伝えていくことが好ましいと言われている。しかしながら言葉の理解がおぼつかない成長段階から真実を知らせることの意味はどこにあるのだろうか。なぜ真実告知が早い方がいいのかは明らかにされていない。
 そこで本稿は、実際に真実告知を行った事例を基に早くした人、遅くした人を比較しながら真実告知は年齢の小さい時から行うべきなのかを明らかにする。検討の結果、真実告知は年齢が小さいうちから年齢に応じて、段階を踏みながら事実よりも真実を伝え告知をしていくことが望ましいと結論づけた。
講評 里親の真実告知について、早い場合、遅い場合をバランスよく取り上げた上で結論を導き出している点がお手本になる作品です。
キーワード1 里親制度
キーワード2 特別養子縁組
キーワード3 真実告知
キーワード4 telling
キーワード5 アイデンティティ
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