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学科 社会福祉学科
年度 2022
ゼミ名 野村 裕美
タイトル ギャンブル依存症と芸能界
内容  本論文は、ギャンブル依存症について芸能界で活躍しているお笑い芸人の霜降り明星・粗品と関連させて論じたものである。はじめにギャンブル依存症の理解を深めるために、その他の依存症との相違点を調べた。そして粗品がギャンブル依存症なのではないかと考え、粗品の事例をつくりあげた。事例を作成するにあたって、粗品や霜降り明星がYouTubeに投稿している動画での発言や吉本興業が公表している情報を参考にした。事例から考えられる粗品とギャンブルとのよりよい付き合い方や金銭問題について提言できることを検討した。さらにギャンブル依存症とお笑い芸人を考えたことで、芸能界に対して自助グループや金銭管理、社員を守る会社の役割等について提言した。このようにしてギャンブル依存症者もしくは予備軍といわれている人々におけるギャンブルと依存症をソーシャルワークの視点で捉えることができ、これからの芸能界の在り方をギャンブル依存症から検討することができた。
講評 精神保健福祉士科目で学んだ3依存症の知識とソーシャルワークの役割をベースに、一人の芸能人のストレングスと介入が必要だと思われるニーズについて分析した。自分の日ごろからの興味関心と、卒論課題とを見事に結び付け、4年間学んできた学問的見地からまとめ上げることができた点では、着目点の独創性と発想の豊かさ、大変緻密な記述作業は高く評価できる。一芸能人と直接やりとりしながらまとめたわけではないものの、ソーシャルワークアセスメントの段階として重要となる、「専門職が捉えているニーズ」の把握に徹底的に取り組むことの重要性を示してくれた。今後、もし、将来、一芸能人と対面で会えてた時に、協働作業としてリアルニーズを探る最終段階を次なる課題として残せたという点でも、実践的意義の高い研究となったといえよう。
キーワード1 ギャンブル 依存症
キーワード2 芸能界
キーワード3 霜降り明星
キーワード4 依存症に対するソーシャルワーク
キーワード5  
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