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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 野村 裕美 |
タイトル | DXの視点から考える高齢化社会における新しい福祉 |
内容 | 本論文は、就職活動を通しての経験と、筆者の身近な人がデジタル化によって生きづらさを感じているのではないかと疑問を抱いたことをきっかけとし、日々めまぐるしい変化を遂げる今のデジタル社会において、どうすれば誰も取り残さずにDXを勧めることができるのかというテーマで論じたものである。その思いをもとに、DXが推進される現代において、特に課題が多いと考えられる高齢者世代に焦点を当て、誰もが生きやすい社会を作るための新しい福祉の形について考察した。執筆にあたり、DXの定義をあらためて整理し、今の社会全体、高齢者福祉の現場において実際どのようにDXが推進されるのかについて調査を行った。さらに福祉先進国と言われる北欧諸国でのDXの事例を用いるなどして、これからDXを進めていく上での重要な概念について考えを深めた。 |
講評 | 国の方策である「DX化」が、社会福祉領域にどのような経緯で導入となり、実際の実践現場でどのように活用されているのかを調べ上げて、その方向性に対する自らの意見を明確に論述できた点では高く評価する事ができる。介護ロボットに対する人間の抵抗感などの先行研究を丁寧に調べ上げ、なぜ抵抗感を抱くのかという要因の整理および業務の一部代替化を主張する研究者の論に賛同する立場を明らかにした。政策動向の変遷、ロボットの導入化を単に論じるのではなく、人に介護してもらうことへの申し訳なさ、抵抗感をどのように乗り越えていくのかのプロセスに着眼できた点は研究として大きな意義があると思われる。 |
キーワード1 | DX |
キーワード2 | デジタル化 |
キーワード3 | 高齢化社会 |
キーワード4 | 誰も取り残さ ない |
キーワード5 | |
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