詳細 | |
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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 千田 忠男 |
タイトル | ディズニー・マジックの秘密 |
内容 | 「100年に一度の不景気」と言われ、レジャー・余暇の出費が減少傾向にあるにもかかわらず、どんどん集客数を増やし続けているディズニーランドの経営の秘密を探る。まず、巧みな演出が行われていることを指摘した。ついで、キャスト(従業員)について検討し、一つにはマニュアルにもとづいて徹底的に訓練されること、二つには従業員の仕事への意識である。客に対してサービスをするという姿勢を示すことが求められる。三つには、普通の若者をそうした姿勢と表現方法を発揮できるように訓練するという、いわばある種の魔術が働いていると指摘できる。ディズニーランドを経営する理念が、アルバイトという雇用兄弟の若者にまで共有されるところに、ディズニー・マジックがあると考えられた。 |
講評 | すべての論文が現今において注目されている社会問題を取りあげているが、特に雇用労働問題と産業活動における諸問題を取りあつかった論文に鋭さが見られた。また、問題意識を鮮明にしながら複雑な問題事象に分け入るために方法を工夫するという姿勢も明らかであった。個々の論文に対しては次の点に注目して評価を加えた。 社会の中で生起する諸現象は、調査・検索による事実発見とその批判(考えられる反証をあげて、それにも耐えられるかどうかを試す)という手続きを踏むことによって、誰もが否定できない・誰もが認めざるを得ない・誰もがそこから出発しなければならない「事実」になる。そうした手続きが意識されているかどうか。 「事実」にたいする筆者の解釈を示す時にも、解釈はいく通りもありうるという事情を十分に理解して、自分の解釈を論理的かつ合理的に導こうとしているかどうか。 「事実」、「解釈」、「合理的な推論」をふまえて、合理的で実現可能な道筋をも含んだ「政策提案」をしようとしているかどうか。 これから社会で活躍する際に、卒業研究を通じて鍛えた理性を縦横に役立てることを期待して、詳細に採点した。 |
キーワード1 | ディズニー・マジック |
キーワード2 | 従業員 |
キーワード3 | トップの存在 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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