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学科 産業関係学科
年度 2009
ゼミ名 石田 光男
タイトル 『現代日本の貧困を考える―問題は問題の連鎖から派生する―』
内容  現代日本の社会問題として現在注目されているのが貧困問題である。派遣切りワーキングプア、ネットカフェ難民とその貧困が生まれる背景は非常に複雑であり、多様化している。またそこにはセーフティネットの不備など国の責任が問われる部分もある。つまりその対策も一筋縄にはいかないのである。では具体的にどのような問題がそこにはあるのだろうか。本稿は四章構成になっており、第一章では貧困とは何であるか、数値や知識人の定義をもとに貧困とは何であるか、ということを考察していき、第二章では貧困が生み出される背景を労働的観点とその他の観点から見ていき、第三章では貧困を予防するためのセーフティネットの現状とその不備と、そして最終章では貧困と向き合う重要性について述べる。しかし、本稿は貧
困のごく一部についてしか論述しておらず、すべての貧困を網羅していない。ただ、少しでも本稿を通して現代日本が抱える貧困のリアリティーを感じてもらえれば幸いである。
講評 ・18頁に「不平等が常に存在するからということで貧困を認めるという開き直りを見せてはいけない」という文はいい文章だ。
・社会の貧困に対するイメージが大切というのも適切である。
・生活保護の認定基準の実務と手続きが重要だと気付かされた。
キーワード1 貧困
キーワード2 セーフティネット
キーワード3 現代日本
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