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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 阿形 健司 |
タイトル | 高齢転職者への支援に関する考察 ~支援の取り組みと世知辛い現実~ |
内容 | 世界的に見ても急速な少子高齢化が進み、人口減少が始まっている日本。行政や企業の取り組みにより、高齢者が定年となった後も継続して就労可能な環境が整備されつつある。しかし、企業も厳しい経営環境に置かれており、全ての高齢者を希望通りに継続雇用することは出来ない。 本論文では、継続雇用を利用せず、高齢での転職を行う就業者に注目した。50歳以上の年齢で転職することとなった層を「高齢転職者」と位置付け、公的な支援団体への聞き取り調査などを通じて、転職支援の内容や転職時の障害などについて考察した。 その結果、高齢での転職時の障害として、(1)経験やキャリアが企業の求める水準に達しない、(2)年齢が60歳以上の場合は企業の就労規則で定められた定年年齢の問題に遭遇する、(3)高齢転職者の働く意欲や動機の不足、(4)意思疎通の不十分さ、といった事例を確認した。同時に、公的な支援により転職や再就職を促す必要性や、年齢を問わず労働者が自発的なキャリア開発に取り組む必要性を改めて認識した。 |
講評 | 3年次から一貫したテーマに取り組み続けた努力は特筆に値する。独自に収集したデータに基づき論理的に議論を組み立てられている。 |
キーワード1 | 高齢化の進展 |
キーワード2 | 高齢者雇用 |
キーワード3 | 定年 |
キーワード4 | キャリア |
キーワード5 | 転職支援 |
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